味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2006.1)


◇バーニャカウダが好きなので《イルクオーレ》の紹介は嬉しく思いました。機会があれば訪ねてみたいです。
麻布十番の《グリル満天星》、単身赴任の主人が赴任後連れていってくれたレストランです。落ち着いた雰囲気でスタッフも親切、料理も美味しく想い出の店です。
札幌市 女性 42歳 主婦

◇表紙から素晴しい、思わず見とれてしまう味、香りまで届けてくれる。「あじ・くらしのさいじき」が大好き。知っているようで知らない、知らないようで知っていると、まるでクイズのようですが、こんな感想となります。
目黒に行くと買って来たくなる《レッカービッセン》のベーコンやウインナー、ハムです。かめばかむほど美味しく、これからの季節ベーコンを入れたシチューはとてもよい味が出ます。自信と愛情を商品にこめて販売されている姿を拝見してますと、頭が下がる思いがします。
越谷市 女性 52歳 会社員

◇名古屋の《いば昇》へ行った。平均年齢六十五歳六組の夫婦連れで出されたひつまぶしを全部食べつくした。普段、茶碗一杯しか食べないのに、皆三杯四杯もおかわりして満腹超満足。大評判のグルメ旅行となった。次は《想古亭源内》を訪ねてみようと思う。
野洲市 男性 61歳

◇十月号「渋谷高弘の昭和写真帖」、終戦後の新橋の風景は私自身、新橋での会社勤務が四十三年になりますので感無量でした。この企画は大変良く、もっとページをさいて欲しいと思います。《六本木桜庵》の夜の本懐石料理は値段も良いのですが、味もその値打ちがありました。心がこもっている感じです。場所柄を感じさせない静かな雰囲気でした。
市原市 男性 69歳 会社役員

◇全国各都道府県、有名店の紹介とミニ歴史を掲載して欲しい。コンパクトで非常に内容の充実した冊子であります。
《柴舟小出》の銘菓「柴舟」は私の大好きなせんべいです。生姜のピリッときいた、あとに残らないさっぱりした感じは、昔と変わらない乙な菓子です。店員の対応も丁寧にて感じがよい。
山梨・身延町 男性 69歳

◇秋の俳句の季語に用いられている山茶花、わが家の庭にも今きれいに咲いています。「味の味」は食文化を伝えてくださるだけでなく季節の移ろいや日本の伝統文化を伝えてくださる貴重な芸術誌ですね。「山茶花に心惹るゝやすらぎも」こんな心境に浸りたいものです。
さて、私の住むさいたま市の《イルクオーレ》の紹介があり、何か誇らしい気がしました。開店した場所はアルピーノ村と称する静かな住宅街の一画です。仏料理の《アルピーノ》のオーナーの阪さんのお人柄そのものの心地よいお店です。ここで食事をする度に食文化は一つの芸術であると思います。そして、そのお店が長く続けられるというのは味とそのお店の良さをきちんと認め、守り育てていける住民がいるということです。クリスマスにはライトアップされ、それはそれは素敵なクリスマススポットですよ。
さいたま市 女性 50歳 公務員

◇犬養智子女史の「歴史は横浜でつくられる」を拝読して、数十年前現役時代会社の同僚と横浜にドライブしてホテルニューグランドで食事をした際、山下公園を眼下に俯瞰、デラックスな気分を堪能し、当時の社長さんと思しい方がテーブル毎に回って来て親しく握手したことが、昔の懐かしい想い出として想起されました。
秋到来と共に新米の時期となったので、貴誌にも紹介された《出雲國仁多米》を購入して味わった。流石、今摺自慢だけのこともあって比類のない味覚となりました。
東久留米市 男性 80歳

◇今年の五月の連休に主人のお仲間の方々四家族+アルファの合計十名で、信州松本の《すぎもと》さんにお世話になりました。民芸調の素敵なお宿で、美味しいお料理に大満足して帰って来ました。ただ、残念だったのは、楽しみにしていたご主人の手打ちそばをいただけなかったこと。次回の楽しみにとっておきます。
名取市 女性 46歳 事務員

《海游 能登の庄》の表紙の美味しそうなこと。思わず手に取り見入ってしまいました(囲炉裏会席というのですネ)。金子みすゞの詩も嬉しいプレゼントでした。
《駒形どぜう》の本店浅草の紹介があり、私ども夫婦は渋谷に住んでいて一杯やりたくなると渋谷店にいきますので、今度は浅草で飲みたいと思いました。駒形のファンです(中年の仲居さんの気くばりが素晴しいです)。大人がくつろげる店の一つです。
渋谷区 女性 54歳 主婦

◇「あじさいじき」「くらしのさいじき」など、すでに私たちが忘れかけている言葉や説明が新鮮でよかったです。
友人とよく銀座有楽町に映画を見に行くのですが、映画のあとのランチと銀ブラを楽しみたいと思ってのこと。若いOLがよく入る店が美味しいと思い、いつも後をついていくのですが、今回は《イタリー亭》でした。料理も美味しくまた行きたい店です。
東村山市 女性 59歳 主婦

◇表紙の「囲炉裏会席」の美しい色彩! 近くならとんで行って食したいと思います。今日は岩国の蓮根がありますので献立にあった「辛藕荷」を作ってみます。
昨日リーガロイヤルの《すし萬》に行きました。「今日からのメニューです」というグッドタイミングであなごの蒸し寿司をいただきました。お吸い物のえびしんじょもとても美味でした。
西宮市 女性 60歳 保育園教師

◇ふるさと《味》ざんまいin tokyo、高知の「大豊おてがるしいたけ」、いいですね。私も小さい頃、しいたけ、なめこと家で育てていました。お風呂の片隅に置いてあり、時期になるとすくすくと大きくなるのを楽しみにしていた想い出があります。
東京へ行くと必ず鎌倉へ行き《豊島屋》さんに寄ります。店内が広くゆったりしていて、壁には立派な鎌倉彫が飾ってありビックリします。お店は親切で明るく接待してらっしゃいます。鳩サブレーは昔から変らない味で大好きです。小鳩はかわいくて食べるのがかわいそうです。
上越市 女性 46歳 主婦

◇小渡幸信氏の解説を興味深く拝読させていただきました。私は食の基本調味料である塩にはこだわりを持っており、工業塩は使用を控えております。当地にも他社発売の本物の塩もありますが、甘味がもう一つという感じです。オーストラリアの塩湖産も試しましたが、にがり成分がやや不足しているように思います。一度《粟國の塩》を取り寄せ、味だめしをしてみたいと思います。たかが塩、されど塩。何でも本物は甘味が自然な形で含まれ、ミネラルがバランスよく含まれているとのこと。今から楽しみにしたいと思います。
徳島市 男性 51歳 会社員



◇「歴史は横浜でつくられる」楽しく拝読させていただきました。あじのさいじき、現代人にはとても参考になります。
錦秋の十一月一日、白骨温泉《小梨の湯 笹屋》に。「味の味」の名宿として一度はお世話になりたいと思っていたお宿、玄関のお香の香りにまずホッとし、静かな白樺の林の中の露天風呂でのんびりと身も心もいやされ、夕食は土地の食材を工夫されたお料理をいただき、夜は満天の星を眺めてと、すみずみまでもてなす心配りに感動でした。またお世話になりたい幸福感を味あわせていただきました。
名古屋市 女性 73歳 日本画家

◇十一月号「楽味抄」の《想古亭源内》のびわ鱒のくん製、是非味わってみたいです。くん製作りって奥が深くてとても難しいですよね。卵やチーズ、様々な素材で試してみたいです。その前に魚のさばき方を学ばないとダメですね。
《竹風堂》は長野県内あちらこちらに支店がありますが、小布施の本店は一階と二階とフロアーが広く、ゆったりした席でくつろぎながら定食を味わうことができ、観光で歩き回り、疲れたあとの休息にもってこいの場です。栗おこわの味が素材を生かしたシンプルな味わいで固さも程よく満足でした。
松本市 男性 68歳 公務員

◇長崎で入手、帰宅後数日かけて読ませていただきました。改めて「食は文化」と再確認致しました。「全国名店だより」嬉しい情報です。まずは近くの東京の名店から行きたいと思っております。
唐津、有田から長崎へ旅してまいりました。《松翁軒》で「カステラ」のお土産を購入し、《坂本屋》に宿泊致しました。お料理にも大変満足致しました。お部屋も清潔で十分に楽しい旅となりました。
土浦市 女性 59歳 主婦

◇読者サロンをとても楽しみにしています。全国の皆さんの声をもとにして、美味しいものを沢山食べるようになるといいです。
先日、鎌倉と横浜へ旅行に行った時、《豊島屋》の鳩サブレーを買って食べたらとても美味しく、家族みんなが気に入ってくれました。他にも美味しいお菓子や名産品を見つけるため、「全国名店だより」に載っている品を手に入れるための旅行をしてみたいです。
田原市 女性 46歳 教諭

《大手饅頭伊部屋》に行くのが楽しみ。本を頂いて来ます。仕事の昼休みにちょっとめくりたい気分の時にとっても良い冊子です。旅行先のお土産はここから選びます。
《大手饅頭伊部屋》は母の代から地元のおつかい物にも安心してお届けすることができ、大阪の姉の訪問時には必ず沢山車に積ませ、岡山から来たと言って自慢の訪問手土産にしています。お世話になっている近所に安心して胸を張って行け、人に喜ばれ、また「和」が広がると言って喜んでくれます。
岡山市 女性 60歳 会社員

◇素敵なお店が沢山掲載されていてたいへん参考になりました。納得の行くお店ばかりが載っているような気がします。信頼できる冊子だと感じました。
《和味の宿 角上楼》、サービス満点で驚きの連続でした。今まで泊まった宿の中で一番です。おかみさんがお風呂帰りに浴衣を着せてくれ、ビールをサービスして頂いたりと、本当に気を遣っていただきました。本当に素敵なお宿です。
大和高田市 女性 30歳 会社員

◇「あじのさいじき」に懐かしい文字を見い出しました。「蕎麦掻」です。祖母が作ってくれた味が忘れられないのです。大人になり自分で作ったり、名店といわれる蕎麦屋さんで食べてみたりしましたが、あの味には程遠いのです。主人は「戦時中の物の無い時に食べたのできっと美味に感じたのだろう」と言いますが、それだけではないのです。蕎麦掻を食べるたびに亡き祖母を思い出しています。
今秋もまた、京都に来ました。お世話になった方や友人への京土産は《田丸弥》さんの「白川路」です。昨年からは留守番している主人への「とち餅」も買い求めます。それは御誌のプレゼントで「とち餅」が当選し、食した主人が「これはうまい。これからはとち餅も買って来て欲しい」と言ったからです。今二人でとち餅を食べながらお茶を頂き、京のあれこれを話しています。二人のささやかな幸せのひとときです。
大田区 女性 70歳

◇先日高松へ行くことがあったので、《宗家くつわ堂》へ寄り、瓦せんべいを買いました。デパートなどでも買えるお菓子ですが、ぜひお店をのぞいてみたかったのです。商店街でも静かなところにあり、老舗らしい落ち着いた雰囲気でした。そしてその素朴な瓦せんべいの美味しいこと。堅さもたまらなく好き。品のいい、主張しすぎない甘さ(こだわりのお砂糖、三盆白)、ほんのり香ばしい風味。飽きないおせんべいです。
倉敷市 女性 31歳 主婦

カット:kubota tamami