味の味編集部に届きました皆様からのお便りを掲載しています。

(毎月1回更新・2006.3)


カット:kubota tamami


◇「わが家のおせち料理」我が家でも若い頃といっても三、四年前までは作っていましたが、今は海外に旅行いたしますので、このところご無沙汰いたしておりますので、懐かしく読ませていただきました。それぞれのご家庭の特長を生かしたおせち料理を作る時代に戻っていただきたいものです。
根岸の《香味屋》さんには月に二〜三度は伺っています。いつも変わりなくよくして下さいますので、ありがたく思っています。料理はサラダ(いつも新鮮)、ビーフシチュー(絶品)、カキフライ(衣薄くふっくら)。
足立区 女性 72歳 薬剤師

◇「あじのさいじき」欄外の句、なんといっても「わが家のおせち料理」。デスクからの古い町名、町並み、伝統などの記に感動しました。
「鶴」干菓子天守借景に翔びにけり
《会津葵》の干菓子、年賀の手持ちにはもってこいの品。考案された会長は“街づくり”に一生をかけられた人で、歴史的な土地、町、町並みが消える現在に、貴重な存在だと思います。
会津若松市 男性 78歳

◇食の話を聞いていると、東京の方はいいなあと思うばかりです。食べてハッピーの犬養智子さんの「お見舞い」のエッセイに出てくるお店たちも、一度は行ってみたいと思う名前ばかり。今なら通販もありますが、直接訪ねてお店を堪能したいものです。
お年賀の品として「甲斐浪漫ロール(いちご)」を購入しました。これは《桔梗屋》さんの期間限定品だとお店の方がこぶ茶とこのロールを出してくださいました。やわらかくてなめらかな舌触りでした。旬を先取りしたいちごを入れる本物志向の品で安心してお使い物とすることができました。
甲府市 女性 42歳 教員

◇「わが家のおせち料理」は昔は主人が「はぜ」を釣ってきて甘露煮を作ったり「ゴマメ」を作ったりしましたが、ここ六、七年は料理屋さんで買ってしまっています。忙しいときにはしょうがないのでしょうか。
年の瀬の少々すいている中《駒形どぜう》で丸鍋を食す。ぜいたくなおいしさです。
渋谷区 女性 49歳 主婦

◇旅館の部屋でくつろぎながら読ませていただきました。ほのぼのとしたエッセイが多く、いろんな情報が載っていて楽しかったです。行ってみたいところもいくつか見つかりました。
全国の名宿、とても役に立ちそうです。今回は《すぎもと》に泊まりました。雰囲気、気遣い、料理すべて満足です。さすが名宿! 次は「味の味」を参考に他へも行ってみたいです。食事処もお土産(銘菓)も参考にさせていただきます。
中央区 女性 25歳 主婦

◇有名な方々のエッセイ楽しく読ませていただきました。私の大好きな《豊島屋》の鳩サブレーや、亡き父の思い出がいっぱいの《聖護院八ツ橋総本店》の聖とか、《大手饅頭伊部屋》などが載っていて、他のいろいろな美味しいお店の品も食べてみたくなりました。
《豊島屋》さん、ぜひ関西にもお店(デパート)に置いて下さい。
東大阪市 女性 64歳 主婦

◇「レストランの器」は参考になりました。
うなぎの《神田きくかわ》日比谷店には時々行きますが、娘も非常に気に入っていて他では味わえない上品で美味しいやわらかいうなぎです。お店の人もとても感じがよく、サービスも満足しております。
習志野市 男性 59歳 会社員

◇「あじ・くらしのさいじき」はうんちくを深めるために勉強になった。犬養智子さんのエッセイが面白かった。初めて「味の味」を読んだが、読者サロンを見て、こんなにも広く読まれているとは。
《ベルツ》のハム、ソーセージを土産に、《峩々温泉》へは辿り着くまでがハラハラドキドキ。この時期しか経験し得ない、よい想い出になりました。
横浜市 男性 58歳

◇「あじ・くらしのさいじき」俳句に感心しながら昔の暮らしに趣を感じる。年のせいかノスタルジーがよい。
《大手饅頭伊部屋》のまんじゅうを駅ではなくお店まで買いに行った。店の前に市電が走っており、老舗という店構えで買ったまんじゅうがいっそう美味しかった。
広島市 男性 50歳 会社員

◇年をとると、旅行と食べることが主な楽しみになります。各地のお料理の記事は実際に訪れなくても、訪れた気分にさせてくれます。「わが家のおせち料理」は懐かしい人たちの顔を思い起こさせ、当時の気分に浸ることができました。
金沢市名鉄エムザ地下の《柴舟小出》の店員さんの一人が二、三回の買物で顔を憶え、やがて名前も(ただし私ではなく、財布を握っている妻についてですが)憶えてくださいました。自分の顔や名前を憶えてもらうのは嬉しいことです。ついついそのお店を選ぶようになります。
金沢市 男性 70歳

◇内容がとても楽しい。「わが家のおせち料理」など興味が湧きます。全国名店だよりとても参考になります。もちろん食事したところもありますが、田舎にいますので知らないところも多いです。羽田空港の写真、とても懐かしく見入りました。スチュワーデスのユニフォームも懐かしいですね。
《煉瓦亭》でハヤシライス(大好きですので)懐かしくいただきました。子供達は肉料理でしたが、やっぱり味がいいねいつ来ても! とのこと。《魚新》の天ぷらはやっぱり揚げたてです。目の前で見られるのが嬉しい! ロシア料理も一度いただいてみたいと思っています。今日、《瓢亭》の夕霧そばが届きました。今晩の食事は柚子切りのそば。楽しみです。
横手市 男性 68歳 会社役員

◇娘の結婚が決まり、大阪のご両親から頂いたお土産が《すし萬》の小鯛雀鮨の詰め合わせで、あまりの美味しさにもう一度食べたいと思っていました。
主人がこの「味の味」を持って来まして、本物を食べたい、全国の名店めぐりをしてみたいと思わせてくれた粋な内容でした。
《煉瓦亭》のポークカツは昔ながらの味で変化の激しい時代にあってホッとさせてくれます。主人の勤めが銀座なのでよく行きます。
流山市 女性 59歳



◇昨年九月より会津の人となりました。会津らしいお菓子をと思い、和菓子を求めた際にこの冊子を初めて見ました。《六本木桜庵》の表紙がお正月らしく、この写真が目に飛びこみ、手にとったほどです。
東京から移り住み、初めての冬がこんなに豪雪になるとは! 正月明けの相変わらず雪がしんしんと降り積もる中買物に行ったので、お店の方は紙バッグの上をさらに雪で濡れないよう、ビニールの袋をかけてくれました。心づかいに感謝します。《会津葵》さんにて。
福島・会津美里町 女性 52歳 リフレクソロジスト

◇とてもきれいな表紙に、ウワー、何これはと、とても幸せな気分で読んでいます。旅行、食べ歩きが好きなのでその折にはこれを持参してゆきます。
柏の《知味斎》の味が好みです。柏そごうの地下は買物の途中、気軽に立ち寄りのできる店ですが、こみあっている時は東口本店に行きます。落ち着いたよい店です。店員さんの態度もよいですよ。特に私は五目やきそば大、大好きです。
野田市 女性 54歳 パート

◇表紙《六本木桜庵》の「春の走り」は一月号にふさわしい華やかなものですね。「わが家のおせち料理」は懐かしい方々のお名前にときめきながら読みました。中村正常氏の「やつがしらのトロリン煮」お家に伝わるお料理なのですね。我が家も田舎のおばから送られて来たやつがしら、レシピに従い「トロリン煮」にしてみます。
暮のおせち料理の準備に取りかかる頃、毎年《竹風堂》の栗かのこを購入します。我が家の栗きんとんの大切な隠し味。嘘のない栗の味、老舗の職人さんが練り上げてくださる一品、まがいものが多い現代に貴重品だと思っています。
趣味で茶道をたしなむ私は、栗らくがんを干菓子としてよく使わせていただきます。口の中に入れるとトロリと栗の味が広がります。抹茶がなお一層美味しく感じられます。
さいたま市 女性 50歳 公務員

◇まず《六本木桜庵》の表紙の写真が素晴しいですね。目を引きました。記事では「わが家のおせち料理」がよかった。特に妻の参考になり好評でした。
十二月二十六日、コレド日本橋の《天ぷら魚新》で天ぷらコースを賞味。さっぱりした風合いで上品な味。久しぶりに美味しい天ぷらをいただきました。接客もグッド!  また、《出雲國仁多米》は本当に美味、東京ではあまり馴染みがないかも知れないが、味わえるお米だと思います。
草加市 男性 54歳 会社役員

◇「わが家のおせち料理」がとてもよかったです。当時こういうものを食べていたのか、また洋風料理も今と違い新鮮でした。今度はクリスマス料理のがあったら読んでみたいです。
《マトリョーシカ》は安くボリュームもあり、お気に入りです。メニューが豊富で選ぶのに悩んでしまうほど。久々に《駒形どぜう》も行ってみようと思いました。
杉並区 女性 38歳 会社員

◇「わが家のおせち料理」は年月を経てもとても興味深く楽しくなります。いつも年始は旅先でのおせちを美味しく頂きますが、年末に仏前に供えるのに少々の定番おせちを作ることにしています。
きょうど料理の《杉ノ目》はしっとりと落ち着いていてサービスも行き届いており、姉妹三人で訪れる大切なお店です。
小樽市 女性 69歳 主婦

◇初めて読ませて頂きましたが、食べ歩きが好きな私にとって大変参考になります。
赤坂《とゝや魚新》に初めて行きましたが、料理も味も絶品でした。特にすっぽんの丸鍋が出たのですが、本当に美味しかった。店の雰囲気もよし、もう一度味わってみたいと思いました。
杉並区 男性 56歳 会社員

◇表紙の《六本木桜庵》の写真がとても素敵です。内容も読みごたえがあり、何度でも読み返してしまいます。《会津葵》《松翁軒》のお菓子、時々取り寄せしています。とても美味しいです。他にも気になるお店がたくさんあるので楽しみにしています。
郡山市 女性 33歳 公務員

◇先日《天ぷら魚新》に行きました。以前から気になっていたお店で、塩でいただく「天ばら」という丼がとてもおいしかったです。天ぷらは塩でいただくのが一番と思っている私にはぴったりの一品でした。
墨田区 女性 23歳 家事手伝

◇「味の味」二月号到来。いつの間にかこれが私の季節の風になった感じです。今年はフキノトウがいくつ出てきてくれるか、舌の中でトロけるワカメが地物で買えるか、春になってシラスはどうか、去年はシラス大不漁で初島沖までサバなどを漁っていたとか。
記事の中であのドイナカの白骨温泉が…。山男や一部のスキーヤーの汗臭い休み場、戦後二十年代、ボロでも人は皆さん温かい親切な心で接してくれた。「味の味」に出てくるとは驚きです。国内に野生は無くなったのかと、ピカピカになることばかりが進化、革新なのか。泥くさい記事に安らぎを覚えます。また忙しい二月後半を迎えます。
鎌倉市 男性